中国当局の規制でICOがピンチ!?これからどーなるのか
中国当局がICOを禁止
本日、中国人民銀行(PBoC)がICOを違法と位置づけ、これに関する資金調達を禁止することを発表しましたね。
数日前から規制に乗り出すかもといった報道はありましたが、思ってた以上に対応が早い。
これにより仮想通貨市場は幅広い通貨で大きく下落。
BTCも4,200ドル程度まで下げてる状態。
そもそもICO自体がほぼ無法状態だったため、投資家保護の観点からもなんらかの規制は然るべき対応なのでしょう。
米国やシンガポールはすでに金融当局がICOに対する警告を発していたし(書簡で表明)、そもそも既存の証券法などからすればグレーゾーンの資金調達。
まだまだ資金調達主体、取引所、税制などの各種規制が整備されていない状況で、ガンガン資金調達しまくっていた状態。
これから日本も含めて各規制・会計・税制の具体化がなされていくと思われます。
これからICOはどうなっていくのか
ここからはあくまで個人的な(希望的?)予測。
全然違うことになるかもだから、そういう考えもあるんだな程度に。
まず、日本も含めてグローバルには、ICOに関する規制は強化されていくなかで、
- 開発運営主体が当局に届出や登録(ビジネスプラン、開発実態など)
- 調達資金の分別管理義務
- 当局へ調達状況などの報告
こういったことがICO主体に義務付けられていくのではないかなぁと思います。
当局としては、(表面上は)投資家保護を重要視するので。
これを個人投資家の立場からどう捉えるか。
規制によって詐欺的ICOがなくなり、より投資しやすい環境が徐々に整っていくのでは、と考えます。
まあ、ICOそのものが禁止されれば、元も子もないけどね。
ただし、今のように月に何十件もICOが乱立することはなくなるはず。
誰でもICO出来るような今の状況ではないので。
市場の成熟と規制はセットであるので、これは致し方ないかな。
SCAMばっかりの中から、素晴らしいICOを見つけるってのもギャンブル的発想では面白いんだけどね。
んで。
中国当局はどうしていくのか?
過去、中国の仮想通貨取引所が取引停止になり、数ヵ月後に再開されている。
少し規制解除の趣旨は違うけれども、こうした当局の動きは参考になるんじゃないかと思う。
どういうことかというと、仮想通貨市場やICOについても、一定の規制を整備して、当局のコントロールのもとで投資家保護を謳いながら、市場を開放していくのではないか、ということ。
個人的には、ICOそのものを全く禁止にしてしまうとは考えにくい。
それこそ、現行規制に当てはめたり、新規制なりで、相応のコントロールをしながらも認めていかざるを得ないのではと思う。
なぜかというと、仮に中国で禁止されて、中国以外の国でICOが当局認可となってしまったら、中国の投資家も中国外のICOに参加するようになるから。
そうなると、中国の富が中国外に流出することになるわけで、それを共産党が黙ってみているわけはないと思うんだよね。
だったら、当局コントロールの元、中国に富が流入するような形で仕組みを作りにいくんじゃないか、というのが俺の考え。(全くの大ハズレかもしれん)
"元"での金融覇権を目指している共産党が、仮想通貨についてはコントロールしないってことはないんじゃないかなあ。。
仮に全面禁止としようとしても、抜け道が多くコントロールしきれないため、だったら仮想通貨・ICOも(可能な限り)当局の管理下に置くことを進めてくるのではと。
数ヶ月の時間はかかるかもしれないけど、その仕組み・規制を中国当局は整備してくる可能性が高いのではないかと思う。
で、この場合、
中華版イーサのNEOは、その基盤になりうるんじゃないか
というのが希望的観測(笑)
ということで、報道後もNEOは引き続きホールドです。
爆下げしてるけどな!!w
仮想通貨相場への影響
ICOについては上記のとおりに考えてるけど、
BTCを始め、その他アルトなど仮想通貨相場への影響はどう考えるか。
誰しも分かってはいることだと思うけど、今回の中国当局の規制はあくまでICOに関するものだということ。
つまり、仮想通貨市場そのものについて規制するものではないのです。
BTCがかなり上昇していたこともあって下落、それにつられてその他アルト
大きく下げているけど、そもそもこれら通貨を規制するものでもなく、価値を毀損する話でもない。
なので、今回の下落は個人的には良い押し目と思って、全力買い!!
・・・といきたいところが、
追加するJPYが無ぇ!!!
だからホールドしときます。。
(お前はいつ売るんだよって話だわ)